症例報告:富山市の頭痛、肩こり、腰痛にお悩みの方は石川カイロプラクティック

富山県富山市の整体・カイロプラクティックなら石川カイロプラクティック

電話:090-8029-7174

営業時間:10時から19時30分まで。水曜、祝祭日はお休みです。

月曜・水曜の最終受付は16:00です。
※第3土曜から月曜は東京にて臨床のため休診です。

交通アクセス

〒930-0887
富山県富山市五福3518-4サクセス5 3階

症例報告

当院にご来院された患者様の症状と回復状況をまとめています。ここではすべて御紹介しきれませんが、なるべく多くの症状の代表的な例を載せています。御参考になさってください。

頭・首の症状

大後頭神経痛と吐き気を伴う頚椎の異常

ご来院時の様子

30代女性の方がご来院されました。お困りの症状は首の強い痛みと後頭部のシビレ感、それに伴う吐き気と全身の不快感と疲労感です。この患者様はこの苦しい症状に苛まれ、普段の生活を送ることが困難な状況になっているとのことでした。ご家族も心配しているとのことで、何とか改善できないものかとご相談にいらして下さいました。

カイロプラクティック評価

元々デスクワークをしており、不調が現れた一番最初の症状は左首の強い痛みだったそうです。それから次から次へと様々な症状が出現するようになり、精神的にも追い込まれていったそうです。お身体を拝見すると、身体の基本的な健康状態(体温・血圧・脈拍など)は通常通りですが、著しく首の可動域が減少しており、外見からも一目瞭然な程に頚椎の配列に歪みを生じているようでした。中でも頭蓋骨に最も近い上位頚椎は正常な位置を脱するほどの歪みを呈しており、軽い触診でも飛び上るほどの痛みを生じていました。後頭部のシビレ感や、吐き気、めまい、耳鳴り、全身の不快感などの様々な症状の第一の根源はこの上位頚椎にあると判断しました。 さらに頚椎から胸椎・腰椎・骨盤までの脊柱全体の配列を修正する必要もあり、加えて腕と手、足の位置関係においても捻じれを修正する必要があると考えました。

マネジメント

治療は計画的に進め、初回では上位頚椎への治療をメインに行い、2回目以降から全身への治療を展開していきました。

経過

初回の上部頚椎への治療後、頚椎の矯正部位から全身に血液が流れだすような感覚がすると表現され、その日は帰宅後から身体がだるく眠気も激しくあっていつもの倍近くの時間睡眠をとったとのこと。その翌日目が覚めると首の痛みと後頭部のシビレが消失しており、体調もよく清々しい気分で過ごすことができたとのこと。 それから数日して再び少しづつ不調感が出てきたとのことで、このタイミングで再治療を実施した。この後は症状が出現することが殆どなくなり現在では完全な復帰を目指して週に一度の治療を継続している。

考察

身体のほんの一ヶ所の不具合から、様々な不調や症状が現れてくることがあります。これは頚椎だけに限られたものではなく、他の様々な身体の部位でも起こり得るものです。 大切なことは、やはり無理を重ねすぎないということなのでしょう。患者様が取り戻すべきものは健康な身体と同時に、自分を労わる心のゆとりだったのかもしれません。

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喉周囲の違和感

ご来院時の様子

毎日パソコンに向かいデスクワークをしている女性が、喉のあたりに消えない違和感を訴え来院。風邪を引いているわけでもなく、最初に違和感を感じだしてから早1ヶ月が経過。症状は徐々に強くなってきているように感じており、病院で診察を受けたが、何の異常もない、ストレスでしょうと告げられた。

カイロプラクティック評価

まずはじめに喉周囲の腫れ、発赤などの様子は見受けられず、嚥下障害・構音障害のチェックをしたところ、特に異常は認められなかった。
次いで甲状腺の腫れや圧痛もなく、周囲のリンパ節の腫れなども見受けられなかった。
体温、血圧、呼吸数、脈拍という基本所見も安定している。

ここからカイロプラクティックの視点で検査すべき箇所は、頭蓋・頚椎・顎関節・舌骨・肩甲骨が挙げられ、これらの箇所はお互い複雑に連動しあっています。

これを顎口腔系システムといって、 特に顎や喉周囲の不定愁訴に関して、原因となる問題を生じている場合が少なくありません。
この患者さんのケースでは、舌骨の右側の大角という場所に鋭く明らかな圧痛が存在し、 顎に関係する右顎二腹筋と右内側翼突筋の筋緊張が認められました。
頚部は伸筋群、屈筋群ともに緊張感が強く、下部頚椎の伸展性が減少していました。

マネジメント

顎口腔系システムでのトラブルは、その患者の生活習慣などの背景によって、喉に症状が出現する人もいれば、顎の痛みや頚の痛み、一般的な肩凝りとして出現するなど、その出現の仕方は様々です。このケースでは、頚部の状態を改善していくことと、喉周囲の細かな筋肉のバランス調整が治療の主題であると考えられました。

経過

治療方法としては、頚部及び喉周囲の著しく緊張した筋肉の硬結点を緩ませ、舌骨の位置を調整し、下部頚椎に起きている関節の不具合を矯正していきました。初回の治療後には大半の喉の違和感は消失し、3日後の再診時に再度微調整をくわえたことで、症状は消失しました。

考察

喉の違和感は確かにストレス症状として出現しやすいことが有名ですが、 このような顎口腔系システムに実際にトラブルが生じているケースが少なくありません。
場合によっては甲状腺な気管軟骨、食道や声帯などに障害があるケースもありますので、
このような症状が出現した場合は、早急に専門医を受診し、適当な原因が特定されない場合や、経過が思わしくない場合は、カイロプラクティックの評価と治療が有効な場合があります。

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パソコンに向かうと出現する眼精疲労

ご来院時の様子

40代の男性会社員、毎日パソコンと睨み合いっこという日々が続きます。3年程前から視力が急激に低下し、それ以降から目の疲れと違和感、酷いときは目の奥がゴロゴロするような感覚に襲われ、めまいがするような状態になるといいます。お話を伺っている最中、常に眉間に力を入れている表情が印象的でした。

分析

6方向の眼球の視野分析というものを実施しました。これは簡単にいうと、目の動く範囲が狭まっていないか、またどんな方向に狭まっているかと分析します。この患者さんは、両目ともに眼球を外側に動かすこと、外側から上側に動かすことが苦手になっていました。また目の働きと密接に関係する首の骨(頚椎)の可動性を分析すると、右に頚を回す動きと、後ろに反らす動きが減少していました。また、患者は仕事中に左手で頬杖をつく癖があるようでしたので、顎の可動性も併せて分析したところ、右側の顎関節の開きが悪くなっている可能性が認められました。

カイロプラクティック評価

眼性疲労の主な原因は、いわゆる神経過敏のような状態といえますが、目を動かす筋肉や神経に疲労が認められることがあります。その要素として、眼球の筋肉、頚椎から目に供給される神経の疲労、さらには顎の不調が関係することがあります。この患者さんのケースでは、このすべての要素を改善するように施術を進めていく必要がありました。

カイロプラクティック施術

①眼球筋の緊張を緩めること
②頚椎に存在する歪みを解消すること
③特に右側の顎の動きを左右バランスよくすること
この3点をご説明し、施術を行なっていきました

経過

仕事中に眼精疲労を感じたら遠くを見ること、頬杖をやめること、それからお教えした頚周囲のストレッチを毎日おこなうことを実践していただき、2週間の間で3回の施術を行なったところ、眼精疲労に明確な改善が認められたとのことでした。デスクワークは姿勢の悪さからくる悪影響や画面を注視し続けることで起こる目のトラブルの大きな引き金になりますので、お困りの場合は早目に適切な施術をアドバイスを受けることが必要ですね。

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頚椎原性頭痛 ~片頭痛ではない~

ご来院時の様子

現在30歳の女性、なんと小学3年生の頃から片頭痛持ちだったそうです。
酷いときは学校を休んでしまうほどの痛みであったこともあるそうですが、今年30歳になってから、年齢に伴う変化なのか、近年治まりかけていた片頭痛が再発してきたそうです。頭痛は決まって後頭部と右こめかみ、右側頭部に出てきて、頭が何となく締め付けられるような感覚になるそうです。

分析

頭痛に関する以下の質問をさせていただきました。
①頭痛が起こるまえに前兆(頭痛が起こる兆し)がありますか?
②頭痛が起こる前、起こっている最中は光や音に過敏になりますか?
③頭痛の感覚は、脈を打つようなドクドクした感じはありませんか?
④ご家族ご親戚に同じような頭痛をお持ちの方はいませんか?
⑤頭痛薬は服用していますか?している場合は効果はいかがですか?
⑥頚や肩の痛み、コリなどはありませんか?

以上がおおまかな片頭痛を鑑別するための質問となります。

カイロプラクティック評価

ひとえに頭痛といっても、実は頭痛の種類は数多く存在するのです。
まずは一般的な頭痛を一次性頭痛といい、片頭痛、緊張性頭痛、混合性頭痛などが含まれます。つぎに、珍しいケースや病気の影響などで出現するものを二次性頭痛といいます。
頭痛の分類と評価、その詳細に関しては国際頭痛学会が提唱しています。
これらの学問をもとに、呈する頭痛がどんな頭痛なのかを鑑別し、原因にあった対応と治療を行なう必要があるのです。
この患者さんのケースでは、典型的な片頭痛の兆候は一つも認められることがありませんでした。これは頚椎の歪みから出現する、頚椎原性頭痛というものに該当する可能性が最も高いと考えられました。

頚椎原性頭痛とは、上位頚椎と頭蓋内の硬膜を結ぶ連結橋(Connective tissue bridge)が関与する頭痛です。つまり、上位頚椎の歪みが硬膜を引っ張って頭痛が出現すると解釈できます。この頭痛には神経学的な要素も深く関与しており、カイロプラクティックが得意とする頭痛といえるでしょう。

カイロプラクティック施術

①眼球筋の緊張を緩めること
②頚椎に存在する歪みを解消すること
③特に右側の顎の動きを左右バランスよくすること
この3点をご説明し、施術を行なっていきました

経過

頚椎原性頭痛は適切な診断と治療が実践できてば、早期改善するケースが多い頭痛です。この患者さんも2回の施術で頭痛は出現しなくなりました。
定期的なチェックとメンテナンスのために2ヶ月に1回の通院を継続していただいています。

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頚部痛と嘔吐 ~深刻な頚部痛のケース~

ご来院時の様子

20代女性の会社員の方がお辛い表情でご来院されました。
「とにかく頚が痛くて気分が悪い」どうにかしてくださいというお言葉が印象的でした。お話を伺うと、昔から頚の痛みや肩凝りのようなものはあったものの、ここ数日前の早朝に寝違えたようになり、それからどんどん頚と肩が苦しくなってきて、仕事でパソコンをしている時、携帯電話を操作していると、気分が悪くなって昨日は実際に嘔吐してしまい、何も手につかないような状況とのことでした。

分析

血圧・体温といった健康状態は平常通りで、神経テストも問題ないようでしたが、姿勢観察から過度の頚の前傾があり、表情筋のこわばり、両側の肩の挙上と背中の丸まった姿勢が明らかでした。頚の可動域を検査すると、中でも頚を後ろに反らしたり、回転させる動き、横へ倒す動きが大きく減少しており、頚の前側の筋肉や横側にある筋肉が著しく硬化している状態でした。

カイロプラクティック評価

あまりに筋肉の硬直が強すぎると、筋線維内にトリガーポイントという緊張結節が形成され、症状が深刻化するばかりか、自律神経症状といって、体調に変調が起きたり、不快な症状が出現したりすることがあります。
この患者さんのケースは、理学検査や神経学検査で嘔吐に関わる問題が認められず、頚部の顕著な硬直状態から、トリガーポイント症候群の可能性が考えれました。

施術

基本的にトリガーポイント治療は、筋線維を伸ばしたり、固い筋硬直点を緩めたり、押圧したりしますが、それに併せて、なぜそのような硬直状態になったのかを考え、それに対して治療することと、具体的な対策と改善をする必要があると考えます。この患者さんは元々腰痛があり、中学生の時に痛めた右肩の状態も古傷として頚に悪影響を及ぼしていたようです。また、普段の仕事の坐位姿勢を改善する必要があり、過度に厚みのある枕で寝ていることも頚部に負担をかけている可能性がありました。
治療と生活改善のポイントをまとめると・・・
①頚部筋のトリガーポイントの緊張を解消すること
②頚椎の歪みを改善すること
③古傷の右肩を改善すること
④慢性的な腰痛を改善すること
⑤仕事場での椅子の座り方を改善すること
⑥厚みのある枕を使わないこと

経過

以上の改善ポイントを実施し、3週間の間に6回の施術を行なって、症状は改善、安定しました。現在は2ヶ月に1回のメンテナンスで定期的に通院していただいています。

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片頭痛と緊張性頭痛の混合性タイプ ~それぞれの頭痛への対応方法~

ご来院時の様子

30代会社員の女性が酷い頭痛を何とかしたいと苦渋の表情でご来院されました。
頭全体がガンガンするような、締め付けられるような強い頭痛が先週から続いているそうです。頭痛薬を服用すると幾分楽になるものの、かなり強い痛みの為に仕事が手につかない状態だそうです。

頭痛施術のポイント

頭痛の種類は数多く存在し、それぞれのメカニズムからその対処法まで様々です。
頭痛に関する詳細は、国際頭痛学会がそのガイドラインを提唱しています。
このガイドラインでは、数多くの頭痛を大きく2つに大別しており、一般的に起こりえる患者数の多い頭痛を一次性頭痛、それに対して発症は稀で、特殊な頭痛を言えるものを二次性頭痛と分類しています。
多くの場合、二次性頭痛は何らかの疾患の症状として出現しているものなどがあり、代表的なものには脳出血などが挙げられます。

カイロプラクティックを受診される頭痛の殆どは一次性頭痛に該当するものが多く、受診された際には頭痛のご様子に関して詳しくお話を伺います。出現している頭痛がどんな頭痛なのか、それはお話を伺う事で約8割の鑑別が可能だとされています。それは各々の頭痛に特徴的な面があるからです。
ここでは、代表的な一次性頭痛とその特徴をそれぞれ簡単に挙げてみます。

①片頭痛
脈を打つような拍動性の痛みで、頭痛が出現する予兆(前兆)が存在することが多く、眩しい光が出現して、それが徐々に黒くなっていくような現象=閃輝暗点というものが現れることがあります。また光が眩しい、音に敏感になるなどの特徴もあり、一般的に週末や休日に出現する傾向が強いとされています。

②緊張性頭痛
頭や首肩の筋肉疲労や緊張感が頭痛を出現するものです。一般的には肩こりなどが酷くなると出現するものが多く、頭がガンガンしたり、締めつけられるような頭痛であることが特徴で、入浴したり運動することで症状が落ち着くことがあります。夕方や夜間など、一日の仕事を終える頃に出現することが多い傾向にあります。

③群発性頭痛
主に眼の奥や周りに出現する強烈な痛みで、毎日感じるケースなどは殆どなく、年に1回、半年に1回、多くても2ヶ月に1回程度の頻度ですが、とにかく強烈な痛みが出現します。症状は短時間で消失する傾向にあるようですが、痛みが出現すると正気を失うほどの激痛です。高濃度の酸素吸入で改善することが判明していますが、予防が難しい頭痛であることも特徴です。

④混合性頭痛
これは片頭痛と緊張性頭痛の混合タイプで、両頭痛の特徴を併せ持っている場合です。実際にカイロプラクティックを来院される頭痛患者の多くが、この混合性頭痛に該当するのではないかと思います。

分析と施術ポイント

この患者さんは混合性頭痛に該当するケースで、片頭痛の兆候と緊張性頭痛の兆候を両方持ち合わせていました。
ここで施術上の注意点があるのですが、一般的に片頭痛は首や肩などの施術によって症状が強まってしまうことが少なくなく、施術はシンプルに、関節の動きや筋肉の緊張感などを見極めて、ピンポイントでシンプルに施術することが大切であるとされており、混合性頭痛の場合も同様です。
そもそも施術のセオリーは適切なポイントに適量・適時間で行なうことであると言えますが、中でも片頭痛、混合性頭痛はシンプルに施術することが要求されます。この患者さんには頭蓋骨の調整と顎の咬合調整をシンプルに行ないました。
施術後には色々な反応が出現することがあり、この患者さんは頭が熱い感じがすると表現され、3日間の経過観察の後に再度来院していただきました。
経過は良好で、再度シンプルに施術を重ねていき、現在では初診から半年が経過しますが、頭痛は出現してもごく軽微で気にならない程度という状態まで改善しています。

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顎関節症はマウスピースでは治らない

ご来院時の様子

40代女性から急遽、今日これからご予約できませんか!?とお電話がありました。
お話を伺うと、今日の早朝から左顎に激痛があり、顎の強い痛みが左側の顔面と左耳の奥に広がり、耐え難い痛みでいられないとのことでした。
1時間後、強い痛みに耐えながら疲労困憊の状態でご来院されました。

顎関節の施術ポイント

早朝から急に痛みが強く出ている場合には、主な原因として歯軋りが考えられます。ストレスが強かったり、寝室が乾燥してていたりすると、歯軋りを強くしてしてしまうことがあり、元々歯軋り癖のある方がそのような状況でさらに噛み締めを強くしてしまうと、顎関節の関節面、もしくは関節円板、さらには顎関節の筋肉までも痛めてしまう可能性があります。
顎関節は人体の中で、最も頻繁に動く関節と言われ、言葉を話したり、食事をしたりするだけでなく、唾液を分泌するために絶えず動かし続けているのです。また、顎の筋肉は頭蓋骨、頚椎、肩甲骨に関係を持っており、一般的な肩こりなどにも深く関与していることが少なくありません。
施術のポイントとしては、顎関節の8つの動きを正常化することが挙げられます。
8つの動きとは・・・
①右前突・・・下顎の右側が口を閉じた状態で前進できること
②左前突・・・下顎の右側が口を閉じた状態で前進できること
③開 口・・・下顎が左右均等に下降すること(口が開くこと)
④右後退・・・下顎の右側が口を開けた状態から閉じる際に後退できること
⑤左後退・・・下顎の左側が口を開けた状態から閉じる際に後退できること
⑥閉 口・・・下顎が左右均等に上昇すること(口が閉じること)
⑦右側方・・・下顎が上顎に対して右側にスライドできること
⑧左側方・・・下顎が上顎に対して左側にスライドできること
この8つの動きを分析し、それぞれを改善修正しています。

施術のポイントと経過

この患者さんは左顎の前突が制限されており、外側靱帯・内側翼突筋が硬直している状態でした。強烈な痛みを出しているのは外側靱帯という顎の大切なストッパー役が悲鳴をあげているせいでした。
施術後は痛みが消えて、その驚きもあり大きな声で笑っておわれました。
一件落着ですが、再発しないように、定期的な施術を続けています。

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梅核気へのカイロプラクティックケア

ご来院時の様子

2年程前に風邪を引いた際をきっかけに、喉に違和感を感じるようになったとのことです。当初は耳鼻科に通ったり、鍼灸の治療を受けたこともあるそうですが、一向に改善の兆しがないとのことでご来院されました。頚や肩こりも長年あり、頭痛に発展することも定期的にあるとのことでした。

このケースのポイント

「梅核気」といって、正式名称は咽喉頭異常感症といい、梅の種が喉に詰まっているような感覚がするということが起源になっています。内科領域ではヒステリー球症候群という呼び名もあり、つまりは心身症の一つだという考えもあるようです。精密検査の結果、腫瘍病変や炎症・変性などが認めれない場合は、自律神経の問題、加齢、更年期、心身症などと抽象的な診断で、改善が難しいケースが多いのが現状のようです。カイロプラクティックでは、頚椎・顎関節を中心に、舌骨という喉の骨の位置に注目し、必要に応じて施術をすることがあります。

経過

施術の効果は早期に出現し、数回の施術で梅核気症状は消失しました。
頚椎・顎関節・舌骨の位置関係の修正と、その修正から神経バランスが改善したものと推測します。
いわゆる不定愁訴と呼ばれる表現の難しい症状はたくさんありますが、
身体からの何らかのサインであることは確かです。
信頼するカイロプラクターにご相談ください。

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CNMS(頚性神経筋症候群)に対するカイロプラクティックアプローチ

ご来院時の様子

とにかくお辛そうな表情でご来院されました。身体が辛い。 微熱が1ヶ月続いており、頚から腕にかけての強い痛みに加え、めまいと頭痛も毎日のように襲ってくるそうです。 心配で何度も病院に行き、様々な精密検査も受けていますが、何ら原因は見当たらず、しまいには更年期障害と言われたそうです。 仕事が毎日激務で、いつか身体を壊してしまうかもと思っていた矢先、こんなことになって仕事ができなくなったらと、非常に強い不安を抱えているご様子でした。

このケースのポイント

お話を伺いながら、一つの原因となる可能性が頭に浮かびました。 「CNMS:頚性神経筋症候群」といい、頚の痛みや頭痛から発症し、いわゆる自律神経症状と言われる微熱の継続やめまい、慢性疲労などが引き起こされる症候群ですが、複数の症 状の為に病院では更年期障害や自律神経失調症と判断されてしまう場合があり、複数の病院を渡り歩き、解決の糸口にさえたどり着けない患者さんが多いようです。 CNMSの評価には問診、平衡機能、瞳孔検査、頚部筋の緊張度合の評価などが含まれ、中でも瞳孔の拡大が特徴的で、背骨の配列異常や背筋群の過緊張、脊椎の変形などが認められ ることが多いようです。

経過

安易に様々な症状をCNMSだと判断することはできませんが、いわゆる頚部の硬直や頚椎の歪みから、頭痛・肩こりなどにとどまらず、体調の変化までを引き起こすケースは少なく ありません。このようなケースでは頚椎部からの根本的な改善と、それに伴う神経機能の回復が必須であり、カイロプラクティックが最良の改善手段であると考えます。この患者 さんのケースもおいても、回数を重ねるごとに症状の消失の体調の好転が認められ、元気になられていきました。 CNMSの簡易的診断基準は以下の通りです。 ※該当する項目が5つ以上で治療の適用、10以上なら要治療、 17以上は最重症(作成:東京脳神経センター理事長:松井孝嘉) 1:頭が痛い、頭が重い
2:首が痛い、首がこる
3:肩が張る、肩がこる
4:かぜをひきやすい
5:めまいやふらつきがある
6:振り向いたときや歩行中に不安定感がある
7:吐き気がある
8:夜、寝つきが悪い。途中で目覚める
9:血圧が不安定
10:温かい場所に長時間いられない
11:異常に汗をかく
12:静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする
13:目が見えにくい、ぼやける
14:目が疲れる、目を開けていられない
15:まぶしい、目の奥が痛い
16:目が乾燥する、涙が出やすい
17:唾液が出やすい、出過ぎる
18:微熱が出る
19:胃腸の調子が悪い、腹部膨満感がある
20:だるくて横になりたくなる
21:疲れやすい、全身に倦怠感がある
22:やる気が出ない
23:天気が悪い日やその前日は症状が強い
24:気分が落ち込む
25:集中力が出ない
26:不安感
27:イライラする
28:根気が出ず仕事に影響が出る
29:のぼせ、手足の冷え、しびれ
30:胸の痛み、圧迫感、しびれ

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肩の症状

肩関節唇損傷に対する内視鏡手術後の新たな痛みへのアプローチ

ご来院時の様子

50代男性・会社員の方がご来院されました。数年前に雪道の道路を歩行中に転倒し、その時に手で自身の身体を支えた衝撃で肩を痛め、整形外科にて肩関節唇損傷と診断され、内視鏡手術を受けられたとのこと。手術を受けるか否かは悩みに悩んだが、病院でリハビリを受けても一向に回復する兆しすらなく、毎晩痛みでまともに寝れないような日々が続き、家族と相談した結果手術を受けることにしたという。術後、肩の痛みはその性質を変え、むしろ以前よりも痛みに苦しむ日々が続いているという。すでに当院へご来院の患者様からのご紹介で藁にも縋る想いでご来院されました。

カイロプラクティック評価

一定期間の疼痛と痛みの為に肩を動かせずにいたことから肩関節周囲の筋委縮と筋力低下が明瞭に確認できました。腕を持ち上げる動作、腕を後ろへ回す動作で特に強い痛みが生じ、痛みのある肩は前方に突き出すように変位し、肘関節ならびに手関節にも内側方向への回転の歪みが生じている状態が確認できました。慢性炎症から自力で抜け出せない状況が続き、このような悪循環に陥っていると判断できました。

経過

初回の治療を終え、3日後に再診させていただきましたが、痛みが半減しているとのことでした。手術による痛みというよりは、手術の前に修正されるべきであった受傷時に生じた手首・肘・肩の捻じれと機能障害が患者様を長い間苦しめていたのかもしれません。

考察

長期間の痛みの為に肩を動かすことができずにいた為に生じた筋委縮と筋力低下をカイロプラクティック治療と並行してリハビリテーションしていく必要性もあります。治療後に簡単で安全な運動プログラムを処方させていただき、毎日定時にゆっくりと体操していただくようにしています。近いうちに、また以前のように息子さんと野球がしたいとお話されていました。焦らずじっくり治して参りましょう。

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頚と肩、腕の痛みと重苦感

ご来院時の様子

大学を卒業してから今まで30年近く続けてきたデスクワークのせいか、
最近特に頚と肩のコリが強くなり、数日前からは腕が痺れるような感覚さえ出現している。
また、気のせいか左腕が冷たいように感じているが、冬のせいか分からない。

検査

頚部の可動域が大きく減少していると同時に、前頚筋群(頚の前側にある筋肉)が頚を動かす際に強く緊張して、周囲との連動が上手くいっていない様子が観察できました。
また左肩の外旋(手が外の方向へ動く肩の動き)が固まっている状態でした。
さらに、前頚筋群を細かく触診していくと、中斜角筋という深い位置にある筋肉の触診ポイントに圧を加えると、腕がビリビリと痺れてきて、腕がギューっと冷たくなるような感覚が出現することが分かりました。

カイロプラクティック評価

これは頚肩腕症候群の中の胸郭出口症候群という状態に該当し、この患者さんのケースは中でも斜角筋症候群というものである可能性が考えられました。これは頚の前側にある斜角筋という筋肉が腕神経や腕血管を圧迫してしまうというものです。
この斜角筋圧迫の原因として頚椎の歪みが代表的です。この患者さんのケースでも、やはり頚部の可動域が大きく減少している傾向もあり、歪みが大きく存在していました。カイロプラクティックの手技を用いて、この歪みを解消する事で斜角筋圧迫を解放していきました。

経過

治療後すぐに手腕への血流が再開し、温かくなった感覚があるとコメントを頂きました。痺れも消失し、2回目の来院から3回ほど治療を継続して、今は毎日の生活に無事復帰しています。

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難治な肩こりの改善は骨盤の歪みから

ご来院時の様子

慢性的な肩コリに悩まされて20年以上とのこと。成人してからずっと、この肩コリが付きまとい、主人とより長く連れ添っているんですと、苦笑いの御冗談まで飛び出します。

かなりお辛い日は、外出することもできないくらいとのことでした。

分析・評価

一重に肩コリと言っても、どんな原因が潜んでいるかは色々で、特に頭の先から手の先まで、様々な可能性を示唆しながら、色々な検査を実施しました。中でも、慢性的な肩コリでは、第一肋骨という頚の付け根の下に存在する骨の軽微な骨折や、心臓・肺などの疾患が隠れている場合もあります。我々が実施できる限りの徒手検査において、何か特別な問

題があれば、早急に医師に紹介する場合もあります。この患者さんにおいては、そのような状況ではありませんでしたが、上半身よりも下半身、つまりは骨盤や足の状態にアンバ>ランスな面が確認できました。
姿勢のパターン、歪みのパターンから、私は肩の治療よりも、骨盤周辺の矯正が必要であると判断しました。

経過

初診時の施術中の風景ですが、骨盤の施術を開始してから、数分後、まだ肩自体の施術に入る前から、肩の緊張感が緩んできている感じがすると表現され、その後、頚椎という頚の骨の配列を施術し、筋肉自体は施術をせずに終了しました。施術後は肩や首の可動域が改善傾向にあり、いい状態に変化させていけるのではないかと予測できました。
1週間後、再診時に様子を伺うと、肩コリと腰が楽になったとのことで、自身の肩コリと腰のバランスの悪さが繋がりあっていたという実感ができたとのことでした。

コメント

慢性化したしつこい症状の形成には、表面的では分らない、奥の原因が隠れている場合が少なくありません。状態を見極めることが、何よりも大切なのですね。
いくらたくさん施術しても、むしろたくさん施術するほど、それがストライクでなければ、アウト・ゲームセットになってしまうわけです。
そんなことを考えながら、我々はお身体を分析しながら施術しております。

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バレーボールで痛めた肩

ご来院時の様子

中学生の時から大学生までバレーボールで青春を過ごしたという長身の男性で、最近会社の同僚と久しぶりにバレーボールに挑戦したところ、プレー後に右肩に経験したことのない痛みと違和感のようなものが現れたそうです。痛みは特に、右肩の上面から前側にあり、腕を上げたり外に回したりすると出現します。普段のデスクワークの仕事には支障ありませんが、お子さんと遊んでいるときや、ふとした動作で鋭い痛みが出現するとのことでした。

分析

通常の立位姿勢において右肩が左肩に比べて上方に持ち上がっている様子が観察され、
肩関節の可動域を評価したところ、前に上げる動き、腕を外に広げる動き、腕を外側に回す動きで痛みの出現が確認され、触診においては肩関節の前側にある三角筋前部繊維と、棘下筋、さらに鎖骨と肩甲骨の接合部にあたる肩鎖関節の上面に明確な痛みが存在しました。腕を外に上げる動きを外転といいますが、腕が水平よりもやや上に上がる位置、およそ120°外転付近で最も鋭い痛みが肩に走ることが分かりました。

カイロプラクティック評価

腕が外側に持ち上がっていく外転という動きは、腕と肩甲骨の動きが連動しています。これを「肩甲上腕リズム」といい、例えば腕30°外転すると肩甲骨はおよそ15°動きます。この2:1の関係がおおよそ保たれていないと、腕の外転に支障がでてきます。さらに、腕が水平以上に持ち上がる動きでは、肩鎖関節という部分が協力してきます。つまり、この患者さんのケースでは肩関節の肩甲上腕リズムと、肩鎖関節の働きに問題が生じている可能性がありました。

カイロプラクティック施術

①肩鎖関節の動きをスムーズにするために鎖骨の位置を調整する
②肩甲上腕リズムを改善するために肩甲骨の動きを滑らかにする
③肩の動きに大きな制約を生じてくる背中の丸まりを改善する
これらのポイントをお伝えし、施術を実施しました。

経過

初回の施術後には施術前の痛みと違和感の約8割は改善され、肩関節の可動域や肩鎖関節の動き、肩甲骨の動きも改善しました。自宅でのケアの仕方をお伝えし、初回から3回の施術でバレーボールにまた復帰できました。青春時代に負けないくらい、思いきり楽しんでください。

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背中の症状

メイン症候群 ~ヘルニアでも腎炎でもない~

ご来院時の様子

30代女性、4人のお子さんのいる専業主婦の方です。毎日幼稚園の送り迎えや、炊事洗濯と目が回るような毎日の中、2週間前に自宅の階段を上っているときに背中と腰に鋭い痛みが走り、身動きが取れないほどになってしまったそうです。何とか近所の整形外科へ行き、検査をしてもらったところ、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、飲み薬とシップを処方されましたが、まったく効き目がなく、1週間後には何となく体調も悪かったので、近くの内科を受診したところ、腎炎の可能性があると指摘され、精密検査をしたところ腎盂腎炎と診断され、背中と腰の痛みはこの腎盂腎炎からきていると指摘され、抗生物質を処方されましたが、数日しても腰痛は改善することがありませんでした。
何とか早く改善しないと家族に迷惑をかけてしまうと、かなりお困りの表情でご来院されました。

分析

腎臓の理学検査、腰椎椎間板テストを実施しましたが、特に問題は認められませんでした。しかし、背中の骨(胸椎)の第12番に強い痛みと可動性の減少があり、この胸椎12番を前方に押圧しながら体を右斜め後ろに反らせると、腰痛と骨盤周囲に鋭い痛みが広がることが分りました。
これは椎間関節症候群といい、第12胸椎に発生し、背中の痛みや腰痛、しいては坐骨神経痛のような症状を呈することもあるものをメイン症候群といいます。

カイロプラクティック施術

メイン症候群に対しての施術のポイントは・・・
①腰椎・骨盤の配列を整えること
②頚・肩の位置を修正すること
③第12胸椎の可動性を改善すること

経過

以上のポイントをお伝えし、施術を2週間の間に4回行い、生活の中でも全く痛みを感じることがなくなりました。再発性のあるものなので、2ヶ月に1回の通院で予防していけるようにしています。

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左腕の痛みと左背中の痛み

ご来院時の様子

数日前から激しい左腕の痛みと背中の締め付けるような痛みが起こり、この痛みに耐え続けている状態で、寝るにも痛みが強くて寝付けない日々が続いているとのことでした。痛みに関して思い当たる原因はなく、自分の身体に何が起きているのか、強い不安もあるとのことでした。何とか仕事はできているそうですが、生活上かなりの負担になっている状況でもあり、早期に原因を究明する必要がありました。

このケースのポイント

考えられる原因は、心臓や肺などの内臓疾患からの痛みの可能性、頚椎椎間板ヘルニア、筋肉のトリガーポイントなどが挙げられます。
強い痛みには必ず固有の原因が存在すると言っても過言ではないと思いますが、この原因を正確に特定できない限りは、正確な治療法はみつかりません。

まずは理学徒手検査で身体の健康状態をモニタリングし、神経学テスト・整形学テストで神経圧迫などが無いかを確認していきます。加えて、それぞれの考えられる状態に該当する際の症状が出ていないないかを確認します。例えば、心臓であれば動悸や息切れはないか、肺であれば呼吸が苦しくないか、せきが出ないかといったポイントです。頚椎椎間板ヘルニアでは、頚の動きはどうか、手の痺れはないか、手に力は入るか、物を落としたりしないかといったポイントです。

経過

この患者さんのケースでは、心臓を含む循環器疾患を疑うべき兆候が多数確認された為、病院にて精密検査を受診していただきました。 その兆候とは、

①階段の上り下りなど軽度な運動後の動悸・息切れ
②易疲労(疲れやすい)
③夜間痛(強い痛みの為に就寝中に目が覚める)
④微熱
⑤手の異常な冷え感
⑥心当たりのない体重減少

上記の随伴症状に加え、心臓疾患では左腕の痺れや痛み、それに加えて左の背中に痛みが出現することが医学的に知られています。 精密検査の結果、心臓を含む循環器系に問題はなく、現在では慢性的体調不良や身体の歪みを改善しながら、左腕と背中の痛みが改善できるよう、カイロプラクティックケアを継続しています。経過は良好で、症状の軽減とともに元気を取り戻しつつあるようです。 カイロプラクターには、すべての患者さん、症状、メカニズムを理解し、最善の処置を行う責任があります。その責任を果たすため、他の医療機関への紹介を行うことも少なくありません。ご自身がお持ちの症状に、不安の無い人はいません。痛みや痺れなどの症状は、それだけでも不安な気持ちを生じさせるものです。 お困りの際は、信頼するカイロプラクターにご相談ください。

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手・腕の症状

肋鎖症候群~頚椎椎間板ヘルニアではない~

ご来院時の様子

40歳、会社員の女性が腕のしびれ感でご来院されました。
半年前から右腕の小指側がしびれるような、何となく電気が走るような痛みが出現し、整形外科を受診したところ、頚椎椎間板ヘルニアだと診断されたそうです。
それから数ヶ月の間、3日に1回のハイペースで首の牽引治療に通いましたが、一向に改善する兆しすらなく当院を受診されました。

通常の立位姿勢において右肩が左肩に比べて上方に持ち上がっている様子が観察され、肩関節の可動域を評価したところ、前に上げる動き、腕を外に広げる動き、腕を外側に回す動きで痛みの出現が確認され、触診においては肩関節の前側にある三角筋前部繊維と、棘下筋、さらに鎖骨と肩甲骨の接合部にあたる肩鎖関節の上面に明確な痛みが存在しました。腕を外に上げる動きを外転といいますが、腕が水平よりもやや上に上がる位置、およそ120°外転付近で最も鋭い痛みが肩に走ることが分かりました。

分析

まずは頚椎椎間板ヘルニアの鑑別検査を実施しました。これは、いくつかの兆候がないかを観察したり、実際に椎間板に圧力を加えて、その際に腕の症状である神経症状が出現しないかを検査するものです。この患者さんには、一切のその兆候が認められませんでした。では、腕のしびれの原因は何なのか、首のヘルニアの次には斜角筋症候群、過剰外転症候群、肋鎖症候群、頚肋症候群、肘部管症候群などというものが存在します。これらに該当するものがないか、すべての検査を実施しました。

カイロプラクティック評価

結論としては、肋骨と鎖骨の間で神経圧迫を受けている可能性が最も高く認められました。これを肋鎖症候群といいます。
頚椎椎間板ヘルニアに似た症状を呈するものですが、似て非なるもの、原因は頚ではなく、鎖骨と肋骨のバランス、さらにはそのバランスの悪さを引き起こす背骨や肩周囲のバランスに問題が存在することが少なくありません。

カイロプラクティック施術

週2回のペースで2週間、計4回の施術をした時点で、肋鎖症候群の兆候は消失しました。
身体の疲労も強く、全身の調整を加味しながら治療を進めました。
レントゲンやMRIでは判断のつきにくい問題です。腕のしびれは、脳卒中や心筋梗塞でも起こりえますし、いずれにせよ専門家による適切な判断と処置が必要ですが、なかなか経過が思わしくない場合は、診断そのものを疑問視する必要もあるのです。

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手指の腱鞘炎をあきらめないで

ご来院時の様子

半年前から手指の動きが悪くなり、次第に痛みが強くなってきたとのことです。
仕事で細かい伝票の作業などで指を常に使っている状態だとのことで、それが原因だろうとのことでした。

分析:評価

病院でレントゲン検査を受診されていましたので、骨折などの可能性は否定されていました。指・手首の可動域は大きく減少し、動きの最終域(エンドフィール)では痛みが確実に出現する状態でした。指のを動かすための筋肉の多くは肘周囲の腕にまで伸びて、その働きを可能にしていますが、案の定腕の筋肉の緊張感はかなり高く、肘の動き、肩の動きま

でに悪影響が生じているようでした。
施術は腕神経の働きを高めるためにも、頚椎部から手の指先までの関節の歪みを修正する必要がありました。

経過

1週間に1回のペースで6回の施術を行い、3回目あたりから実感できる効果が出てきました。6回終了時点では生活上、殆ど気にならない程度まで回復し、喜んで下さいました。職業病だと諦めなくて良かったと安堵の表情をされていました。

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腰・腹部の症状

お尻の激痛 ~小殿筋症候群~

来院までの様子

産後のママさん。初産の直後から右殿部の激痛で歩けない状態になった。
産院の先生からは様子を見るしかないと、特に対応していただけなかったようで、2週間の間のほぼ寝たきりでお子さんを抱っこすることもできないくらいの激痛を耐える状況。
退院してから、御主人のご紹介で来院。

検査結果

右の股関節の外旋という足のつま先を外側に回転させる動きが過度に制限されており、
お尻の外側の深い部分に付着している小殿筋という筋肉に力を入れてもらうと、太ももの外側から足の裏まで痺れるような痛みが出現しました。
小殿筋はかなり深い部分に存在する筋肉なので触診は困難ですが、該当する位置から圧迫を加えるだけで、飛び上がるような痛みが出現しました。

出産をきっかけに腰痛や恥骨痛、殿部痛などを発症するケースは少なくありませんが、
この患者さんはもともと運動する習慣がなく、時折腰痛を感じていたこともあるようです。
そのような状態で大きな負担を出産でかけてしまい、今回のような症状を発生したものと考えました。また、お尻の筋肉群とのバランス関係の中で大切になってくるポイントなのですが、膝や足首、お腹周りの筋肉などにも過度な緊張状態やバランスの悪さが認められました。

施術方針

右側の小殿筋にかかる負担を軽減させていくことから考え、同側の膝、反対側の足首、骨盤の修正から開始しました。そして、これらの負担を軽減させてから小殿筋が付着する股関節の外旋運動を回復させていきました。

経過

このケースでは、初診の帰宅時にはまだ痛みが残る状態でしたが、3日後に再診した際にはほとんど痛みはなく、生活の中での動作でも殆ど気にならなくなったとのことでした。これから存分に育児ができると喜んでおられた笑顔が印象的でした。

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腰仙管症候群~腰椎椎間板ヘルニアではない~

来院までの様子

荷物を搬送するお仕事をして20年、2年前に腰が本格的に痛くなり、ついには坐骨神経痛が出現して、毎日足がビリビリと痛むために時には仕事を休んでしまうこともあるとのことでした。どうにかしようと大学病院でレントゲン、MRIの検査を受けたところ、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、薬を服用しながら定期的に神経ブロック注射という痛み止めを受けていましたが、根本的に改善することはなく、ご来院されました。このままでは仕事を失ってしまうと、不安を抱えておられました。

分析

腰の可動域を全方向調べたところ、腰の曲げる、伸ばすの動きは概ね問題ない様子で、右後ろをむくように腰を捻る動きで坐骨神経痛が出現することが確認できました。また、腰椎椎間板ヘルニアの検査では典型的にヘルニアによる坐骨神経圧迫を示す所見は得られませんでした。つまり、レントゲンやMRIでは椎間板のヘルニア状態が観察されたものの、それが坐骨神経痛の原因ではない可能性があるということが分りました。さらに、骨盤に存在する仙腸関節という可動部分の右側に固さがあり、第4腰椎の可動性が低下している可能性が認められました。

評価

腰椎椎間板ヘルニアという言葉は一般的に理解されるものになりつつありますが、腰の障害においては数多くあるうちの一つでしかなく、
似て非なるものはたくさんあります。たとえば・・・
①腰椎椎間関節症候群
②腰仙管症候群
③仙腸関節症候群
④梨状筋症候群
⑤腰部脊椎症
⑥腰部脊椎症性馬尾障害
⑦腰部脊椎症性神経根障害 
⑧筋筋膜性腰痛
など、代表的なものだけでもこれだけの数があり、それぞれが全く同じ状況ではありませんので、治療方法もそれぞれ異なります。この患者さんのケースでは上記の②腰仙管症候群の可能性が最も高いと考えられました。
腰仙管症候群は第4腰椎および第5腰椎と骨盤の間に存在する腸腰靭帯というものの下を坐骨神経が通過する箇所で、何らかの原因によってこの腸腰靭帯が坐骨神経を圧迫してしまうというもので、症状としては椎間板ヘルニアに極めて似ていえるものが出現します。
そして、この圧迫の原因になるものが、第4・5腰椎の変位、歪み、もしくはそのような変位を生じる原因が骨盤や足に存在することが少なくありません。

カイロプラクティック施術

腸腰靭帯が存在し、骨盤と第4・5腰椎の間になる部分を腰仙移行部といい、この部分に対して以下の治療ポイントが考えられました。
①腰仙移行部に大きなストレスをかける腰全体の反り(反り腰)を改善すること
②第5腰椎の回転の動きを正常化すること
③右の骨盤の回旋を取り除くこと
④右の股関節の回転の動きを正常化すること
以上のポイントをご説明し、施術を行ないました。

経過

2週間の間に4回の通院をお願いし、4回終了時点で坐骨神経痛は解消されました。如何せん、長年の肉体労働によって腰への負担は避けられない状況でしたので、1ヶ月に1回通院していただき、定期的なケアを欠かさないこと、それからお伝えしたストレッチを2日に1回は必ず行なうことをお約束しました。

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腰椎分離症に対するカイロプラクティックの診方 ~痛みの原因は分離か、すべりか~

来院までの様子

20代会社員、建築現場で働く活発な男性がご来院されました。
先月から腰が痛くなり、整形外科を受診したところ腰椎分離症と診断され、飲み薬服用しながら、骨盤コルセットを使用して経過観察となったそうです。
しかし一向に腰痛は改善せず、むしろ痛みが少しずつ強まっている感じがするとのことでした。男性は、整形外科で撮影した腰のレントゲン写真のコピーを持参して下さっておりました。

腰椎分離症のポイント

腰椎分離症というのは誰しも一度は耳にしたことがあるものだと思います。多くは10代から20代に発症し、腰痛や酷い状態では下肢への痛みや痺れを伴うものもあります。腰椎分離症というのは広義な状態を示す名称であり、実際は大きく分けて3つの状態が存在します。

①腰椎分離症
・・・多くは第5腰椎に発生し、腰椎の椎弓板という部分に亀裂骨折を生じるものです。長時間腰を曲げていた状態から、急に起き上がるような動きで腰に反る力が急激に加わるとこの椎弓板が骨折してしまうことがあり、これを分離症といいます。
一般に分離症を発生した段階では無症状のことが多く、気づかれないケースもすくなくないようです。腰痛や下肢の痺れなどは稀だとされています。

②腰椎分離すべり症
・・・①の腰椎分離症と同時に、もしくはその後に分離した部分が離れていき、腰椎の前側にある椎体という部分が定位置よりも前方に移動してしまう、すべっていってしまうという状態です。この状態が深刻化すると、腰椎から出ている腰神経を圧迫する可能性が出てきますし、椎間板にも大きなストレスを強いることになります。しかし、脊髄もしくは脊柱管を圧迫するケースはかなり稀で、これは椎間板がすべりのストッパーとしての役割を果たしているからといえます。

③腰椎変性すべり症
・・・②の腰椎分離すべり症に加えて、椎間板の変性が伴い、脊髄や脊柱管を圧迫する可能性のあるものです。これは10代・20代では発症は極めて稀であり、高齢者で腰椎の変性が進行した際に出現する可能性のあるものです。

この患者さんは②の腰椎分離すべり症の疑いがあり、分離部分の骨折は改善できずとも、第5腰椎にかかる過大や負担を軽減させ、第5腰椎の前方に付着する筋肉の緊張感を解放することを施術の方針として考えました。

施術のポイントと経過

第5腰椎の前方には大腰筋という筋肉が付着しており、前方に移動している分、やはり第5腰椎の前方から後方への関節運動が減少していました。
施術のポイントとしては、第5腰椎を前方から後方に少し圧迫しながら、大腰筋の緊張して捻れている線維をゆっくりと正す方向に誘導し、第5腰椎と大腰筋の強すぎる関係を緩和していきます。また、右足の内側に偏っている重心を膝・足首で調整しました。経過観察をしながら、週に1回のペースで4回の施術を重ね、腰痛は消失しました。分離痕は存在しても、すべりの修正ができれば、痛みを改善することができる可能性があります。また、このようなケースでは自然に分離箇所が治癒するまでの期間として、およそ1年間は定期的に施術を受けながら、無理をせずに経過観察していく必要があると考えます。全てのケースが適応となるわけではありませんが、病院への通院で改善しない場合には、我々がお力になれることがあります。

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ゴルフで脇腹を痛めたケース~内腹斜筋のスパズム~

来院までの様子

2週間前、突然右脇腹に強い痛みが出現したそうです。 会社から帰宅する電車の中だったそうです。 何とか自宅に帰り、シップを貼って様子を見ていましたが、 翌朝も痛みと引き吊れるような痛みは治まっておらず、 病院にいったところ、レントゲンをとっても問題はないから ストレスでしょうと言われたそうです。 それから2日、全く治る気配が無く、とても不安になり、 知人のご紹介で来院されたとのことでした。

分析・評価

痛みの範囲は左の浮遊肋といって、第11肋骨・第12肋骨から、
左の骨盤のウエスト部分(腸骨稜)という部分の範囲に、丁度脇腹に該当する範囲に強い痛みがあるとのことでした。これは筋肉では腹斜筋、または腸腰筋などが存在し、内臓では腎臓や腸がある場所です。
これら、肋骨の骨折や損傷、内臓の病変などの可能性も視野に入れ、徒手検査で出来る限りの評価をしましたが、特に主だった問題の可能性は認めらず、それらの兆候らしきものもありません。次に痛みの患部を触診すると、筋肉線維の明らかな緊張感と触診するだけで強い痛みが出現することが分りました。
思い当たる原因もなく発症したのはおかしいと思い、発症前後数日間の行動をすべて思い出していただくと、2日前にゴルフに行って、なかなか距離が飛ばないからとフルスイングしたときにやや脇腹が痛かったかもしれないと、思い出していただけたのです。

今回のポイント

筋肉にはスパズムという現象があり、これは簡単にいうと筋肉がフリーズしている状態です。完全に固まった状況とも言えます。多くは激しい痛みに襲われます。
腹斜筋のスパズムは、筋肉自体の緊張感を緩和させることと、捻れた骨盤・体幹を修正することが必要です。

経過

初回から3回の施術で完全回復したようで、ゴルフにまた足を運ばれているようです。スイングのフォームを気をつけながら、健やかにゴルフを楽しんでください。

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コルセットが腰痛の原因になることもある

来院までの様子

かれこれ20年以上になる腰痛は、「持病なんです」とかなりの古株の様子。 仕事でも重いものを運んだり、長時間立ちっぱなしになることも多く、 腰を根本的にm治すことは難しいと思っているとのこと。 毎日仕事の時は腰にコルセット(骨盤ベルト)を巻いていないと不安だそうです。

分析・評価

左の腰の筋肉に、明らかに膨隆した筋肉の緊張箇所がありました。 これでは痛くて当然という状態です。 この筋肉の状態では、どれだけ全体の骨格バランスは歪んでいるだろうかと全身を分析しました。 ここで大きな発見がありました。ここまでの慢性腰痛なのに、左右の仙腸関節(骨盤の関節)に歪みがなく、バランスよく維持されていたのです。 しかし、私はこれに違和感を感じました。なにかチグハグというか、不自然というか。 左腰の筋緊張に対して、骨盤がなぜここまで良い状態を維持できているのか。 つまりコルセットで骨盤を固定することで、逆に腰の左側の筋肉に多大なる負担を強いていたのではないかと推測したのです。 患者さんに確認したところ、骨盤ベルトはいつもかなり強く締め付けるように、さらに毎日着用しているとのことでした。

経過

この患者さんは腰痛を恐がるあまり、骨盤ベルトを常用して、さらにお腹が呼吸できない位に強く締め付けていたことが原因で、逆に腰に負担をかけていたのです。カイロプラクティックの施術を行い、負担のかかっていた腰椎を中心に改善させ、骨盤ベルトの使用を極力控えるようにして、仕事の時に締め付けない程度に軽く巻くことを約束して、経過観察しました。
初回から3回の施術を重ね、1ヶ月が経過しましたが、諦めていた腰痛とは上手にサヨナラできたようです。

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仙腸関節症候群~お尻のシビレは骨盤から~

来院までの様子

2週間前にお子さんとキャンプにいき、川辺で転倒してしまい、左のお尻を強打してしまったそうです。 1週間はお尻が打撲の痛みで筋肉痛のようになっていたそうですが、 その後からビリビリと痺れるようになり、心配になって病院でレントゲンを撮ってもらったところ、特に問題はないから、もうそろそろ治るでしょうと言われたそうです。 それ以降、ビリビリ感はむしろ強まる傾向にあり、何か問題があるはずだとご来院されました。

評価と施術

足腰の神経障害に関する検査を一通り実施しましたが、特に問題は見当たりませんでした。続いて、患部の筋肉、関節、靱帯などを細かく触診したところ、骨盤の仙腸関節という部分に強い痛みが存在し、左の骨盤を前方に押圧すると、お尻に痺れが出現することが分りました。なお、左の骨盤(仙腸関節)は転んだ衝撃で、不安定になっている状況が確認できました。これは言わば、骨と骨を繋ぎとめているネジが少しだけ緩くなっているような状態と表現できます。その代わりに、右側の股関節と膝に負担が強いられていたため、この右足に対して施術を行なったところ、左骨盤を前方に押圧してもお尻に痺れが出現しなくなりました。

コメント

このような骨盤の関節の異常が殿部や足に出現する状態を仙腸関節症候群と呼ぶことがあります。打撲や捻挫の後遺症として残る場合がありますので、しつこい症状には注意が必要なんですね。

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股関節の症状

股関節ペルテス病ではないグロインペイン症候群

来院までの様子

小学生高学年の男の子がお父さんに連れられてご来院されました。昨日夕方キャッチボールをしていたら、突然足が痛いと苦しみ出ししばらく動けない程になったといいます。 今までにこんなことは無かったとのことで、ご家族も大変心配されているご様子でした。

カイロプラクティック評価

痛みの場所が股関節辺りとのことで、小学生高学年くらいの年齢に好発するいくつかの股関節障害を検討する必要があると考えました。単純性股関節炎、大腿骨頭辷り症、ペルテス病、化膿性股関節炎、先天性股関節脱臼などです。これらの疾患・障害の際に認められやすい兆候や検査を確認した上で、必要あらば整形外科への紹介を優先すべきとも考えておきました。この男の子は痛みで泣いていることもなく、股関節の可動域もほぼ正常に保たれており、股関節のチェックテストでも特別問題は見当たりませんでした。さらに、痛みの箇所を細かく聞き確認すると、股関節の辺りと表現されつつも、痛みは股関節の最も内側(鼡径部)に限局した痛みで、その部位を押したり、鼡径部の筋肉を伸長させるように足を動かすと、痛みが股関節の外側まで広がるという現象にあることが判明しました。 真っ黒に焼けた肌、着ているTシャツには「MESSI」の文字。尋ねてみると少年サッカークラブに所属しているとのことでした。原因は、昨日のキャッチボールではなく、日頃のサッカーのようです。

マネジメント

軸となる足首・膝・股関節へつながる連動的な捻じれを相乗的に開放していきました。筋肉は非常に柔らかくそれだけに鼡径部に付着をもつ内転筋群はその腱性部分で大きなストレスを受けていたようです。 サッカー競技者に散見される鼡径部の痛みを鼡径部痛症候群(グロインペイン症候群)といいます。多くはインサイドキックのフォームにストレスに原因があるとされていますが、 個人的にはボールにカーブをかける際に生じる股関節の外側から内側への回転に加え、足を大きく振り上げるようなフォームの選手に起こりやすいものと推測しています。

経過

初回当日の治療で痛みは解消したようです。翌日からまた元気に夏休みを満喫しているとのお電話を頂きました。いつかプロサッカー選手になって活躍する姿が見たいですね。

考察

子供の股関節周囲の症状に関しては、特に構造的な異常を抱えているケースも多く、慎重な判断が必要です。風邪をひいたり発熱をした後から股関節に水が貯まることもありますし、未発達な股関節の中で骨頭部分が成長線に沿って骨折することもあります。ご家族の方々も、自己判断せずに専門医もしくはカイロプラクターにご相談ください。

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変形性股関節症へのカイロプラクティックマネジメント~薄味の施術こそ醍醐味~

来院までの様子

左の股関節を痛めてから20年の月日がたちました。
70代の女性が長年の股関節痛の改善を望まれて来院されました。
左の股関節を何らかの原因で20年前に痛めてから、痛むときはシップを張ったり、マッサージに行ったりして何とか誤魔化してきましたが、このところ動かすことが困難な状況

になってきて、このままでは歩けなくなるのではないかと心配されているようでした。

分析・評価

可動域、関節運動評価において、変形性股関節症の可能性と、筋萎縮、つまり筋力の衰えが著しく出現していることが分りました。
このような変形症状では、短期間に改善を目指すことが困難な場合が多く、ご自宅でできる簡単で安全な体操やエクササイズを試して頂きながら、定期的な施術が必要であること

をご説明いたしました。

施術はあくまでゆっくり、浅く、短い時間で行ないます。
状態が悪い時ほど、それが大切だと考えます。
「施術は薄味でコトコトゆっくりですよ。」とご説明すると、
「薄味が好みです。」とおっしゃった患者さんの笑顔が印象的でした。

施術のポイントと経過

これまで5回の施術を週に1度のペースで行い、2日に1回の体操を続けていただきました。現在では、歩行時の痛みが消失し、正座もできるようになったとのことです。次の目標は、趣味のテニスを再開することだそうです。

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大転子滑液包炎へのカイロプラクティックアプローチ

来院までの様子

テニスを趣味で週末にしている女性が来院されました。
2週間前のテニスサークルに出席してから、帰宅して自宅に帰ると階段を登り降りしたり、しゃがんだりすると右股関節の外側に強く差し込むような痛みが出現したそうです。そのうち治るだろうとお風呂で温めて、その日はお休みになれれたそうですが、翌朝起きて見ると、右足全体が腫れているような感じと、股関節外側の痛みがさらに強まっているように感じられたそうで、その日のうちに整形外科を受診してレントゲンを撮影しましたが、特に問題はないから筋肉疲労でしょうと言われたそうです。それから2週間、まだ痛みは一向に回復していないとのことでご来院されました。
大好きなテニスも中断しているそうです。

分析・評価

まずは痛みのある患部の評価ですが、やはり若干の腫れ感と足全体の浮腫んだ感じが確認できました。また、股関節の外側に位置する大転子という部分を触診すると、皮膚に直下に痛んでいる部分があることが分りました。
これは骨より上、皮膚と脂肪の下の層に位置する滑液包というものが痛んでしまっている可能性が考えられました。右の骨盤が前側に入り込んで、腰の回転が左側だけに偏ってい

る、いわゆる歪みの現象と、右股関節と逆側の左側の膝関節のバランスが非常に悪くなっていることが分りました。

経過とコメント

滑液包とは、骨の動きを滑らかにして摩擦を起こさないようにしてくれている、言わば潤滑剤のようなもので、袋に入ったゼリーのようなものです。
これが痛んでいるということは、先にも後にも、その関節の運動に不具合が生じている証拠です。即ち、股関節と骨盤、さらには膝の場バランス修正ができないと、滑液包はいつもまでも痛んだままになって癖になります。
短いスパンで施術を重ね、早急に改善できるよう計画し、3回の施術で痛みが出現することはなくなりました。体の一部が痛んでしまうことはありますが、それを対処療法的に冷やしたり、温めたりするだけでは、また同じ事の繰り返しになる可能性が高いわけです。多くの慢性化している痛みも同様で、その原因を考えて施術することが大切なんですね。

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先天性股関節脱臼へのカイロプラクティックアプローチ

来院までの様子

生後すぐにその両足の先天性股関節脱臼は見つかったといいます。 学生時代はその影響であまり運動もせず、痛くならないように大事にしてきたそうです。先天性股関節脱臼とは、股関節の関節の受け皿が人よりも浅く、不安定だと状態です。常 に脱臼している、抜けているという状況ではなく、むしろそれを固定する為に著しく股関節が固いケースがあります。

分析・評価

両足の股関節脱臼があるということでしたが、特に右足の股関節の可動範囲が著しく減少しており、股関節を安定させる為の殿部の筋肉、鼠径部の筋肉に著しい緊張状態が認められました。 先天性脱臼をカイロプラクティックで治すことはできませんが、生活面での支障を軽減させたり、動きやすくしたりすることで、患者さんが快適に生活できるようにサポートすることも、我々の大切な役割です。 脱臼に留意しながら、股関節周囲の緊張を緩和させていきました。

コメント

先天的な問題を解決できるわけではありませんが、できなかったことができるようになったり、違和感が軽減するだけでも、人は前向きになれたり、頑張ろうと思えるものではないでしょうか。この患者さんも、どこか暗い表情をされておりましたが、状態が改善するにつれ、笑顔がこぼれるようになりました。

もまでも痛んだままになって癖になります。
短いスパンで施術を重ね、早急に改善できるよう計画し、3回の施術で痛みが出現することはなくなりました。体の一部が痛んでしまうことはありますが、それを対処療法的に冷やしたり、温めたりするだけでは、また同じ事の繰り返しになる可能性が高いわけです。多くの慢性化している痛みも同様で、その原因を考えて施術することが大切なんですね。

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膝の症状

膝半月板摘出後の痛み~半月板がなくても諦めないで~

ご来院時の様子

30代男性、プロのウインタースポーツ競技者の方がご来院されました。お悩みは膝の痛みで十分なパフォーマンスができずに練習もままならない状況とのこと。数年前に競技中に膝の半月板を痛め内視鏡手術を受けたそうです。術後、痛みが治ることはなく、半月板を失った精神的なダメージも大きいとの胸中を明かして下さいました。何とか今からでも改善できる可能性はないかとご相談に来られました。

評価

痛みの場所は主に膝の後ろ側と膝の内側に限局しており、立位姿勢において手術をした側の膝の反跳状態が確認できました。反跳膝とは膝が通常よりも後ろに反り返っている状態です。半月板という膝の緩衝材を失った結果とも考えられますし、術後のケア不足で周囲の筋肉のバランスの崩れからこのような反跳状態を呈している可能性も考えられました。 膝は前方から後方への滑りが増大し、その最終域では「それ以上押されると膝が外れそう」という動揺性感覚がありました。幸い膝の関節液の貯留などはなく、浮腫(むくみ)も生じていない様子でしたが、膝を伸ばした時のストッパーが効かない動揺性を如何に回復できるかが最大のポイントになると考えました。

マネジメント

膝関節は特に、股関節と筋肉を共有し同じく足首と筋肉を共有して成り立っています。さらにその共有の形態には特徴があり、すべてが直線的なつながりではなく立体的な捻じれを元来から持っていることで、人間は三次元的な複雑な動きを可能にしてます。 この理論を治療に応用すべく、足首と股関節が膝関節に対してどのような回転ストレスを生じているのかを多角的に観察しそれを立体的に復元させていく治療を行いました。最終的には膝関節自体には一切タッチせず間接的にアプローチを試みました。

経過

初回から3回の治療を中4日のペースで実施しました。初回後は痛みが半減、2回目の後は朝のウォーキングができるように、3回目にはゆっくりランニングをしても大丈夫なところまで回復しました。それから数回の治療を定期的に重ね、現在では冬季のトレーニングに向けて山登りやサーキットトレーニングを行うことができています。年齢的にもそろそろ結果を出したいとのこと。膝の回復を諦めなかったこのプロの精神で、是非頑張って下さい。

考察

半月板摘出の経緯があった為、治療には膝関節周囲の筋肉と関節運動に対するリハビリテーションを平行していきました。また競技の際は必ず適切な専用サポーターを着用していただいています。カイロプラクティックの治療に併せてこのようなスポーツ障害への応用も大切なポイントとなります。

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足の症状

足根洞症候群~足首捻挫後の後遺症~

来院までの様子

高校でサッカーに励む青年が来院しました。小学生の低学年の頃からサッカーに励み、何度もケガに悩まされてきたそうですが、中でも左足首の捻挫癖が強く、今までに数えられないくらい捻挫をしているそうです。そして、2週間前にまたまた大きな捻挫をしてしまい、それから腫れは引いたものの、足首の奥の方から感じるジクジク痛む感じが1日中消えないそうです。

分析

足首の動きには背屈、底屈、内反、外反、内転、外転などの様々な動きがあるのですが、この青年の左足首は頻回な「内反捻挫」を繰り返しているために、内反の動きが過剰に柔らかくなってしまっており、そのダメージから外反の動きが大きく減少していました。尚、足首の外側に浮腫を認め、足根洞症候群を併発している可能性が考えられました。

評価

足首の内反捻挫を頻回に繰り返した場合に、足根洞症候群というものを併発する場合があります。これは簡単にいうと、足首を内側に捻るように何度も痛めているうちに、足首の外側にある骨と骨の間のスペースが広がってしまい、そこに存在する細い血管や神経が過敏な状態になって痛みを生じるものです。この場合は、積極的に足を構成する複数の骨(足根骨)を正しい位置に調整することが必要になってきます。また、同時に足首の捻挫によって古傷を受けている筋肉のリハビリも併せて実施していきます。

経過

治療に専念するため、サッカーを2週間休んでもらい、身体が衰えないように軽いジョギングと筋肉トレーニングを行なうようにしていただき、足首の治療とリハビリを3日おきに継続しました。2週間が経過した時点ではテーピングを必ず巻くことを約束して、練習に復帰することができました。しっかりとリハビリを続けながら、大好きなサッカーを楽しんでください。

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踵の痛み~踵にできる棘(トゲ)とは~

来院までの様子

4日前、出張先の道中で突然右足の踵からジワジワと痛みを感じ、
その時は疲労のためだろうと気にしなかったそうですが、翌朝目覚めると足がつけないくらいの強い痛みと、ふくらはぎの強いこわばり感があり、歩くのもままならない状態になってしまったそうです。痛み止めの飲み薬を飲んで痛みを和らげ、何とか帰宅したそうです。

分析

まずは踵やふくらはぎに炎症や腫れ、骨折や脱臼などの状態がないか確認していきました。特別、そのような問題の可能性は見受けられませんでしたが、患部を触診していく中で、踵の足の裏面に特に一部強い痛みを感じる部分があることが分りました。これは踵の前結節という部分で土踏まずと踵の際目に位置します。

評価

前結節部分には骨棘といって、頻回な負担がかかり過ぎると、骨が変形して骨棘が形成されます。骨の縁がギザギザになっているようなイメージです。
早急にレントゲンでの確認が必要と判断し、整形外科を受診していただきました。
後日、ご連絡をいただき、やはり踵骨前結節に骨棘が形成されていたそうです。
医師の処方では、シップ剤と痛み止めのお薬だけでしたので、ご本人と相談して、私の施術を定期的に受診していただきました。
足の骨バランス、筋バランスを整えながら、股関節と骨盤の調整をしてきました。
週に1回2ヶ月間の施術で、現在では痛みが出現することなく過ごせているようです。

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正座ができない足首~古傷を諦めないで~

ご来院までの様子

ジョギングを日課にされている男性会社員の方がご来院されました。
半年前くらいから、ジョギングの際に右の太ももの外側に痛みが走るようになり、
長い距離を走ることができないようになったそうです。
最初に受診した整形外科では筋肉痛と言われ、冷シップを貼って経過を観察していたそうですが一向に改善はなく、次に受診した接骨院では腸脛靱帯炎と指摘されて、電気治療とマッサージを10回ほど受けたのですが、はやり改善が殆どなかったそうです。

分析

痛みが存在する太ももの外側には腸脛靱帯という大きく長い靱帯と、外側広筋などの大きな筋肉が存在します。まずは痛みの原因が何なのかを特定することが大切であり、場合によっては例えば腰椎ヘルニアでも太もも外側に痛みや痺れが出現することもありますし、骨盤に存在する仙腸関節という部分の不調でも痛みが出現する可能性があります。
まずは全ての可能性を考慮して分析をしていったところ、やはり腸脛靱帯から痛みが出現している可能性が最も高いと判断しました。
腸脛靱帯に力を入れる動作で痛みが出現し、オバーテストという腸脛靱帯の検査法において腸脛靱帯が硬く緊張していることも推測できました。

評価

そして、ここで大切になることはこの慢性・長期化した炎症を持つ腸脛靱帯をどう解消するかです。物理的な刺激(電気・温熱・冷却)などでは改善しない経緯を考えると、そもそも腸脛靱帯に負担のかからない周囲の条件、つまり骨格や重心バランス、効率よく走れる運動性を回復する必要があります。

腸脛靱帯は殿部の筋肉と協力して、身体の重心バランスを維持する重要な役割を担い、同時に股関節と膝関節の動きに関与しています。

施術

重心形成の中心となる腰椎骨盤・足首を中心に、左右のバランスの不具合などを検出しながら修正していき、それから股関節と膝関節を中心に動きの柔軟性や方向性を修正していきました。

経過

経過は良好で、痛みは出現していません。これからはお身体のケアをしながら、今まで以上にジョギングを楽しんでください。

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右足首の硬さと痛み

ご来院までの様子

10年前に交通事故で足首を負傷し、それ以降足首を床方向に伸ばすことが殆どできなくなり、正座などの姿勢が取れなくなってしまったそうです。
仕事で接客のために正座や肩膝立ちをすることがあるため、非常に困っている中、
何とか痛みを我慢をして正座をすると、その夜は激痛になってしまうそうです。
改善は難しいかと不安を抱え、来院されました。

分析・評価

足首・足の甲は複数の足の骨が立体的に組み合わさり、構成されています。
この患者さんの右足は、その多くの接続部分(関節面)が動かない状態となっており、正常な関節運動に大きな支障を生じていることが分りました。
関係する筋肉や靱帯なども硬直している様子で、施術には一定の回数と期間が必要になると思われることを説明させていただきました。
しかし、この機会にしっかり治したいというご本人の意思を確認させていただき、施術をスタートしていくことになりました。

施術と経過

施術はゆっくり地道に時間をかけて、硬直した複数の関節を一つ一つ動かしていきます。ゆっくりとネジを緩めていくような操作です。
週に1回を2ヶ月実施しました。今では正座をして、お仕事ができています。
時折、痛みが残る場合があるので、今では月に1回ほどの調整をしています。

コメント

過去のケガや古傷は、改善が可能な場合とそうでない場合があるのは現実ですが、カイロプラクティックではそのようなケースに柔軟に対応できるよう、様々な治療方法があるのも現実です。ご自身で諦める前に、是非ご相談していただきたいと思います。

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産前産後の症状

産後から起こった恥骨の痛み

ご来院されるまでの様子

2週間前に第一子のお子さんをご出産されてからの強い恥骨の痛みで、歩くだけでもかなりの痛みが起こり、しゃがみこんだり、椅子から立ち上がることが困難な状況。ご出産した産院では、特に対応してもらえなかった。

検査&分析

産中の分娩姿勢が大きく関与して、恥骨結合に強い痛みが生じており、恥骨に付着する恥骨筋、短内転筋に強い緊張感と圧痛が存在しました。
加えて、左側の骨盤が前傾しており、股関節を内側に回転させる為の筋肉群に強い緊張感と筋力低下が存在しました。
産前からの骨盤の捻れに加えて出産時の恥骨への負担が発症の原因と推測できました。

施術

恥骨筋群の緊張感に対してはゆっくりと弱いレベルから緩和操作をおこない、同時に左骨盤の前傾に対してアジャストメントをおこないました。

経過

初診から4日おきのペースで3回の治療を継続し、恥骨の痛みは消失し、生活の中でも痛みを感じることはなくなったとのことです。
誕生したばかりのお子さんとたくさん遊んであげれると喜んでいただけた笑顔が印象的でした。

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産後恥骨の痛み~分娩外傷の可能性~

ご来院されるまでの様子

先月初産を経験し、元気な男の子をご出産されました。
産後間もなく、恥骨(骨盤の前側、鼠径部の内側)に強烈な痛みを感じるようになりました。まともに一人で動けずに生まれた赤ちゃんを抱っこすることも困難な状況だったそうです。中でも恥骨の痛みの為に自力で起き上がることができず、もっとも辛い動作だったそうです。今では起き上がることは可能ですが、やはり恥骨に強い痛みが生じます。足の痺れや体調の変化などは無いそうです。

検査&分析

分析の結果、左右の恥骨を結合している恥骨の軟骨から強い痛みが生じている可能性が高いと分りました。この場合、多くは分娩中の開脚した姿勢での力みが炎症の原因と考えられます。妊婦さんによっては、この分娩の力みによって、骨盤の関節:仙腸関節を痛めたり、股関節を痛めてします場合もあります。

施術

恥骨軟骨の炎症が示唆された場合、骨盤と股関節の調整が大切です。場合によっては膝や足首まで施術部位を展開することもあります。

経過

初診から1週間後に再診させていただきましたが、施術から2日程で痛みは消え、日常動作でも気にすることは無くなったとのことでした。
これから大変な育児生活となりますので、日常の身体管理に月に1度メンテナンスで通院していただいています。

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その他

尾骨の痛みへのカイロプラクティックアプローチ

ご来院までの様子

半年程前に道端で転倒してしまい、その際道路にしりもちをついて尾骨を強打したそうです。
それ以前から尾骨が右に曲がっているような感覚と、硬い椅子などに座っていると、その右側の尾骨が当って痛くなることがあったといいます。
以前から気になっていた場所を打ってしまい、酷くなっているだろうと思いつつ、忙しく毎日を過ごしていたら半年が経ってしまい、気づいたら電車の座席に座るだけで痛い状況になり、仕事の休日を利用して当院に来院。

評価

尾骨の先端が右側方に変位しており、後側に出てきているように触診された。
尾骨の右側周囲の小さな筋肉に圧痛があり、腰椎は過剰前弯を形成していた。
さらに左足首が内反状態にあり、外反制限が認められた。

治療&経過

尾骨を道路に打ちつけたという状況から、尾骨が前方に入り込んでしまうような状況が想定されたが、特に右側が後側に出っ張っている様子で、さらに右側に傾いていた。
くわえて、腰椎前弯が増加していると、骨盤の前傾が強まり、坐位姿勢では尾骨が床面に接触しやすくなるため、腰椎部の機能障害をアジャストメントで取り除き、同時に尾骨をアジャストし、位置関係を修正。
初診時から尾骨の位置が変わったような感覚があると報告を受け、計4回の治療で全寛。
尾骨自体の治療と、その重心バランスを整えることが最大のポイントと考えられた。

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第四胸椎症候群 ~胸の苦しさの原因は~

ご来院までの様子

「胸の苦しさの原因が見つからないんです」40代男性の会社員の方がご来院されました。3週間前の早朝、目が覚めてベットから起き上がろうとしたとき、自分の身体の異変に気づきました。胸が苦しい、何だか呼吸が苦しく、圧迫感のようなものを感じたそうです。数分そのままベットで横になり、何とか出勤しましたが、やはり仕事中も気分が悪く、午後に病院に行って診察と検査を受けましたが、心臓や肺などには全く問題がなく、医師からは過労によるストレスでしょうと告げられたそうです。それから数日経過を観察しましたが、やはり苦しさは改善されることなく、発症から4日目の午後に別の病院を再度受診しましたが、やはり自律神経の乱れでしょうと言われ、漢方薬を処方されたそうです。原因がはっきりしない状況に不安も感じており、特に酷いときはこの苦しさの延長で息が止まるのではないかという不安も感じることがあるそうです。

分析

健康状態を計測する理学検査、基本的な神経機能を検査する神経学検査では特に異常は認められず、肋骨骨折や肋軟骨石灰化などの胸郭部での異常も推測されませんでした。食欲、睡眠なども支障はなく、あとは我々が最も注目している脊柱の機能障害から出現しているのかと背中を細かく分析したところ、中部胸椎に明確な歪みの部位を発見し、その脊椎に圧迫を加えると、胸の苦しさが増すことが分りました。この脊椎は第四胸椎。決して多く見られる症候ではありませんが、カイロプラクティックの臨床では遭遇することが稀にあるケースです。この第四胸椎症候群は、簡単にいえば胸椎4番の歪みだけによって様々な症状が出現するというものです。信じがたいことかもしれませんが、多くの文献や実証例等も存在するものです。

評価

背骨の柔軟性の低下は、慢性的な悪姿勢や長時間に及ぶデスクワークなどで形成される場合が少なくなく、特にパソコンや携帯電話などを操作しているときの多くの姿勢は背中を丸め、その際に個人差はありますが、多くの場合で第四胸椎および第五胸椎に大きな負担を強いる事になります。
具体的には第四胸椎と第五胸椎の背側の間隔が広くなりすぎて、逆に後ろに反らし難くなります。これを椎骨レベルでの伸展制限といいます。
この患者さんにはこの伸展制限を的確に取り除くことが最大のポイントであると考え施術を行ないました。

治療&経過

第四胸椎の伸展制限の改善には、アンテリアソラシックというテクニックを仕様し、患者の負担を最大限に考慮したものを仕様しました。
治療は一瞬で、すぐに終わりますので、施術後は少し休憩していただき、様子をお伺いしたところ、スーっと楽になって呼吸がいつものようにできる感じがするとのことでした。あくまでシンプルに、周囲の筋肉や関係する他の部位などの治療も必要である事は確かですが、初診のこの日はこれだけの施術で終了しました。そして翌日、お電話でお話しましたが、全く苦しくないとのことで安心しました。しかし、大切なことは第四胸椎にこのような負担を生じさせないことです。今では定期的に身体の治療を進めています。

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尿モレに対するアプローチ~産後の腹圧性失禁に対する改善プロセス~

ご来院までの様子

産後のママさんがご来院されました。お困りの症状は産後から出現した尿モレ。
産後では出現しやすい症状の一つでありますが、なかなか改善が難しいケースでもあります。時間の経過で2年から3年くらいで治まるケースもありますが、年々酷くなるケース

も少なくありません。くしゃみをしただけで漏れてしまう場合もあり、ご本人にとっては深刻な問題となります。

分析

まずは泌尿器科、もしくは尿モレの専門外来などもありますので、一度検査をしてもらうことが大切です。切迫性といい、何らかの病気の兆候や合併症として尿モレを呈する場合があるからです。また、お薬で改善するケースもあります。そして、その結果思わしい改善がない場合はカイロプラクティックが有効となる場合が少なくありません。この場合は腹圧性失禁という可能性が高く、産後の影響で骨盤の中にある骨盤底筋群という筋肉の収縮力が低下していることが原因となっていることがあります。ではなぜ収縮力が低下したまま元に戻らないのか、それは骨盤底筋を支配する支配神経の機能低下や、骨盤自体の捻れ、または血行不良などが関与することがあるからです。これらの問題を解決するためにカイロプラクティックでは適切な評価と施術が行われます。

治療

施術は主に股関節の筋肉の柔軟性を高め、骨盤中央の仙骨という骨の位置を修正して、自宅では骨盤底筋のエクササイズを実施していただきました。2週間のうちに4回の来院をしていただき、尿モレは殆ど改善しているようです。

経過

今では定期的に身体の治療を進めています。2週間のうちに4回の来院をしていただき、尿モレは殆ど改善しているようです。

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手指腱鞘炎へのカイロプラクティックケア

ご来院までの様子

40代女性、会社員の方がご来院されました。
手の腱鞘炎でまともに仕事にならずにお困りとのことでした。
病院で処方された薬も効かず、接骨院で半年もの間、毎週電気治療を受けましたが、殆ど改善はなく、むしろ少しずつ酷くなっているようだとのことでした。

分析

まずは腱鞘炎についてですが、腱の摩擦を防ぐ為に腱を包むように付いているクッション性のものを腱鞘といいますが、腱の使いすぎで腱鞘が痛んだ状態を腱鞘炎と表現するわけ

ですが、これを冷やしたり、マッサージしても改善が難しいことは明らかです。大切なことは、なぜ腱鞘炎になるまで腱を酷使しなければならなかったかです。
つまり、手や腕に負担がかかる前に、多くの場合は頚や肩に大きな負担が既にあり、その疲労が末端の手まで伝わっていくものと考えます。
すなわち、手の腱鞘炎の多くには、頚や肩、しいては脊柱全体のケアが必要なことが多く、そのような施術で慢性化した腱鞘炎が改善していくケースは少なくありません。

施術と経過

頚椎の可動域が大きく低下していました。肩の関節においては肩甲骨の動きが悪く、逆側の腰から殿部にかけても大きな歪みが形成されていました。
これを改善するために3週間の間で5回の来院をしていただき、現在は腱鞘炎症状はありません。定期的なケアと健康体操で再発予防と健康増進をしています。

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