FIRST VIEW
ご来院時の様子
2週間前、突然右脇腹に強い痛みが出現したそうです。 会社から帰宅する電車の中だったそうです。
何とか自宅に帰り、シップを貼って様子を見ていましたが、 翌朝も痛みと引き吊れるような痛みは治まっておらず、 病院にいったところ、レントゲンをとっても問題はないから ストレスでしょうと言われたそうです。
それから2日、全く治る気配が無く、とても不安になり、 知人のご紹介で来院されたとのことでした。
ANALYSE
分析
痛みの範囲は左の浮遊肋といって、第11肋骨・第12肋骨から、左の骨盤のウエスト部分(腸骨稜)という部分の範囲に、丁度脇腹に該当する範囲に強い痛みがあるとのことでした。
これは筋肉では腹斜筋、または腸腰筋などが存在し、内臓では腎臓や腸がある場所です。
これら、肋骨の骨折や損傷、内臓の病変などの可能性も視野に入れ、徒手検査で出来る限りの評価をしましたが、特に主だった問題の可能性は認めらず、それらの兆候らしきものもありません。
次に痛みの患部を触診すると、筋肉線維の明らかな緊張感と触診するだけで強い痛みが出現することが分りました。
思い当たる原因もなく発症したのはおかしいと思い、発症前後数日間の行動をすべて思い出していただくと、2日前にゴルフに行って、なかなか距離が飛ばないからとフルスイングしたときにやや脇腹が痛かったかもしれないと、思い出していただけたのです。
CHIROPRACTIC VIEW
カイロプラクティック評価
筋肉にはスパズムという現象があり、これは簡単にいうと筋肉がフリーズしている状態です。
完全に固まった状況とも言えます。多くは激しい痛みに襲われます。
腹斜筋のスパズムは、筋肉自体の緊張感を緩和させることと、捻れた骨盤・体幹を修正することが必要です
PROGRESS
経過
初回から3回の施術で完全回復したようで、ゴルフにまた足を運ばれているようです。スイングのフォームを気をつけながら、健やかにゴルフを楽しんでください。