FIRST VIEW
ご来院時の様子
30代女性、4人のお子さんのいる専業主婦の方です。毎日幼稚園の送り迎えや、炊事洗濯と目が回るような毎日の中、2週間前に自宅の階段を上っているときに背中と腰に鋭い痛みが走り、身動きが取れないほどになってしまったそうです。
何とか近所の整形外科へ行き、検査をしてもらったところ、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、飲み薬とシップを処方されましたが、まったく効き目がなく、1週間後には何となく体調も悪かったので、近くの内科を受診したところ、腎炎の可能性があると指摘され、精密検査をしたところ腎盂腎炎と診断され、背中と腰の痛みはこの腎盂腎炎からきていると指摘され、抗生物質を処方されましたが、数日しても腰痛は改善することがありませんでした。
何とか早く改善しないと家族に迷惑をかけてしまうと、かなりお困りの表情でご来院されました。
INSPECTION
検査
腎臓の理学検査、腰椎椎間板テストを実施しましたが、特に問題は認められませんでした。
しかし、背中の骨(胸椎)の第12番に強い痛みと可動性の減少があり、この胸椎12番を前方に押圧しながら体を右斜め後ろに反らせると、腰痛と骨盤周囲に鋭い痛みが広がることが分りました。
これは椎間関節症候群といい、第12胸椎に発生し、背中の痛みや腰痛、しいては坐骨神経痛のような症状を呈することもあるものをメイン症候群といいます。
CHIROPRACTIC CARE
カイロプラクティック施術
メイン症候群に対しての施術のポイントは・・・
- 腰椎・骨盤の配列を整えること
- 頚・肩の位置を修正すること
- 第12胸椎の可動性を改善すること
これらのポイントをお伝えし、施術を実施しました。
PROGRESS
経過
以上のポイントをお伝えし、施術を2週間の間に4回行い、生活の中でも全く痛みを感じることがなくなりました。再発性のあるものなので、2ヶ月に1回の通院で予防していけるようにしています。