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喉周囲の違和感

頭痛 頭・首のお悩み

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ご来院時の様子

毎日パソコンに向かいデスクワークをしている女性が、喉のあたりに消えない違和感を訴え来院。風邪を引いているわけでもなく、最初に違和感を感じだしてから早1ヶ月が経過。症状は徐々に強くなってきているように感じており、病院で診察を受けたが、何の異常もない、ストレスでしょうと告げられた。

CHIROPRACTIC VIEW

カイロプラクティック評価

まずはじめに喉周囲の腫れ、発赤などの様子は見受けられず、嚥下障害・構音障害のチェックをしたところ、特に異常は認められなかった。

次いで甲状腺の腫れや圧痛もなく、周囲のリンパ節の腫れなども見受けられなかった。

体温、血圧、呼吸数、脈拍という基本所見も安定している。

ここからカイロプラクティックの視点で検査すべき箇所は、頭蓋・頚椎・顎関節・舌骨・肩甲骨が挙げられ、これらの箇所はお互い複雑に連動しあっています。

これを顎口腔系システムといって、 特に顎や喉周囲の不定愁訴に関して、原因となる問題を生じている場合が少なくありません。

この患者さんのケースでは、舌骨の右側の大角という場所に鋭く明らかな圧痛が存在し、 顎に関係する右顎二腹筋と右内側翼突筋の筋緊張が認められました。
頚部は伸筋群、屈筋群ともに緊張感が強く、下部頚椎の伸展性が減少していました。

MANAGEMENT

マネジメント

顎口腔系システムでのトラブルは、その患者の生活習慣などの背景によって、喉に症状が出現する人もいれば、顎の痛みや頚の痛み、一般的な肩凝りとして出現するなど、その出現の仕方は様々です。このケースでは、頚部の状態を改善していくことと、喉周囲の細かな筋肉のバランス調整が治療の主題であると考えられました。

PROGRESS

経過

施術方法としては、頚部及び喉周囲の著しく緊張した筋肉の硬結点を緩ませ、舌骨の位置を調整し、下部頚椎に起きている関節の不具合を矯正していきました。初回の治療後には大半の喉の違和感は消失し、3日後の再診時に再度微調整をくわえたことで、症状は消失しました。

FIRST VIEW

考察

喉の違和感は確かにストレス症状として出現しやすいことが有名ですが、 このような顎口腔系システムに実際にトラブルが生じているケースが少なくありません。

場合によっては甲状腺な気管軟骨、食道や声帯などに障害があるケースもありますので、このような症状が出現した場合は、早急に専門医を受診し、適当な原因が特定されない場合や、経過が思わしくない場合は、カイロプラクティックの評価と治療が有効な場合があります。

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