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肩関節唇損傷に対する内視鏡手術後の新たな痛みへのアプローチ

肩こり 肩のお悩み

FIRST VIEW

ご来院時の様子

50代男性・会社員の方がご来院されました。

数年前に雪道の道路を歩行中に転倒し、その時に手で自身の身体を支えた衝撃で肩を痛め、整形外科にて肩関節唇損傷と診断され、内視鏡手術を受けられたとのこと。

手術を受けるか否かは悩みに悩んだが、病院でリハビリを受けても一向に回復する兆しすらなく、毎晩痛みでまともに寝れないような日々が続き、家族と相談した結果手術を受けることにしたという。

術後、肩の痛みはその性質を変え、むしろ以前よりも痛みに苦しむ日々が続いているという。すでに当院へご来院の患者様からのご紹介で藁にも縋る想いでご来院されました。

CHIROPRACTIC VIEW

カイロプラクティック評価

一定期間の疼痛と痛みの為に肩を動かせずにいたことから肩関節周囲の筋委縮と筋力低下が明瞭に確認できました。

腕を持ち上げる動作、腕を後ろへ回す動作で特に強い痛みが生じ、痛みのある肩は前方に突き出すように変位し、肘関節ならびに手関節にも内側方向への回転の歪みが生じている状態が確認できました。

慢性炎症から自力で抜け出せない状況が続き、このような悪循環に陥っていると判断できました。

MANAGEMENT

マネジメント

長期間の痛みの為に肩を動かすことができずにいた為に生じた筋委縮と筋力低下をカイロプラクティック治療と並行してリハビリテーションしていく必要性もあります。

治療後に簡単で安全な運動プログラムを処方させていただき、毎日定時にゆっくりと体操していただくようにしています。

PROGRESS

経過

初回の治療を終え、3日後に再診させていただきましたが、痛みが半減しているとのことでした。手術による痛みというよりは、手術の前に修正されるべきであった受傷時に生じた手首・肘・肩の捻じれと機能障害が患者様を長い間苦しめていたのかもしれません。

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